水車ビオトープ
イバラトミヨやホタルに会えるビオトープを目指しています。
自然環境を守るために私たちにできること
ビオトープは、ギリシャ語で「生物」を意味する「bios」と「場所」を意味する「topos」の合成語で、本来その地域にすむさまざまな生きものが生息することができる空間のことを言います。工業化などで環境問題が深刻化した1970年代に、生態系保全を意識した地域づくりを目的とし、ドイツで始まりました。
日本では、1990年代後半から各地でビオトープづくりが注目されるようになりました。現在各地に、湿地、湖、沼、河川、里山など、地域の自然を生かしたさまざまなビオトープが整備されています。
私たちも、2021年春からの里山プロジェクトのスタートを契機に、周辺の自然環境を整備することで、そこに住んでいた生き物を呼び戻し、にぎわいを復活させることを目的に、用水路を利用したビオトープづくりを開始しました。
私たちのビオトープには水車があります。水車を利用して水を引き込んで生き物の観察会を行っています。訪れる人々がそこに暮らす生きものの多様な生活に触れ、身近に感じることによる体験学習と環境保全意識の高まりを目指しています。
水車ビオトープの仕組み